ぼんやりDTP

DTPに関係したりしなかったりするぼんやりとした話をなんとなく。

フォント関係?のブックマーク的な何か

フォント関係?の昔のWebクリッピング的な何かが出てきたので、いまどうなってんだろうって話。

くだんの元のURL:

http://jeff.cs.mcgill.ca/~luc/longdesigners.html

今はNot found。

〃のWeb archive:

Type designers

管理者?の今のページ:

Luc Devroye's Home Page

Type designers

約物類の参考書籍等

ギュメの由来をググって、欧文の句読記号等の約物類参考になりそうな書籍、Webサイトなど。

 

Pause and Effect: An Introduction to the History of Punctuation in the West

M. B. Parkes  (著)

Pause and Effect: Punctuation in the West by M.B. Parkes — Reviews, Discussion, Bookclubs, Lists

Amazon.com: Pause and Effect: Punctuation in the West (9780520079410): M. B. Parkes: Books

Amazon.co.jp: Pause and Effect: An Introduction to the History of Punctuation in the West: M. B. Parkes: 洋書

http://www.alibris.com/booksearch?keyword=pause+and+effect%3A+punctuation+in+the+west&mtype=B&hs.x=0&hs.y=0&hs=Submit

未見だがかなり参考になりそう、そして、一般人には購入がためらわれるお値段。

借りられそうなところないかな。

CiNii 図書 - Pause and effect : an introduction to the history of punctuation in the West

Pause and effect : an introduction to the history of punctuation in the West (Book, 1993) [WorldCat.org]

大学図書館とかなら。

Pause and Effect: An Introduction to the History of Punctuation in the West | カーリル

普通の図書館にはないかな。

 

堀田 隆一氏のブログ

manuscript / hellog〜英語史ブログ

上記ブログの記事を多く取り込んだ『英語史で解きほぐす英語の誤解 --- 納得して英語を学ぶために』は読みやすくて面白かった。

『英語史で解きほぐす英語の誤解』のページ

 

その他、タイポグラフィー関連の図書リスト

"Lettering, typography, punctuation and design" by psakrajda [WorldCat.org]

ギュメの話

フランス語とかロシア語とかで引用符として使用される、ギュメの話。

例:« »

使用する機会があっても、なんだかんだで、はっきりとした由来は知らず、深く調べたりはしなかった。

ちょっとぐぐった。

日本語のWikipediaでギュメのとこでは、

括弧 - Wikipedia

ギュメは主にヨーロッパで利用される引用符である。二重山括弧引用記号(にじゅうやまかっこいんようきごう)ともいう。

  • 日本語の文法においては補助記号に当たらず、決まった用途はない。

由来は書いてないっぽい。

英語のWikipediaで引用符の歴史のとこでは、

Quotation mark - Wikipedia, the free encyclopedia

 

英語のWikipediaでフランス語の引用符のとこでは、

Quotation mark - Wikipedia, the free encyclopedia

ざっくり読むと、

  • フランス語では元々1/4のEMスペース間に入れて使ってた。
  • 今は分離禁止スペース使ったり普通のスペース使ったりスペース入れなかったりする。

とかの話の後に

  • はじめは尖ってなくて、コンマ(6/9)の形のものを使った。
  • 英語とかのと違って、小文字みたいにベースラインに乗っかる形で使った。

とかいう、はあ。サンプルの画像見るとアメリカの左右反転した引用符(ビールのアサヒスーパードライで使われてるような引用符)みたいなの使ってる。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/07/Guillemets_%28Imprimerie_nationale%2C_1934%29.png

Guillemets by the Imprimerie nationale in Bulletin de l’Agence générale des colonies, № 302, Mai 1934, showing the comma-shaped symbols sitting on the baseline.

  • 19世紀の初めには、これが小さいパーレン「 」みたいなのに進化した。
  • 後になると、版元に渡す手書きの原稿でアポストロフィー、コンマ、パーレンとの違いをはっきりさせて、紛らわしくないように、尖った形のものが出てきた。
  • あと、必ずしも開きと閉じのギュメで違うもの使ったわけじゃなくて、開きと、閉じに右側が尖った同じ形のもの使うこともあった。

とか書いてある。由来に関してはこんなもんか。

あとは複数行の引用文では途中の行頭に閉じのギュメを引用符として置くこともあったとか、シングルのギュメは入れ子の引用符としてもあまり使わないとか、色んな使用例が書いてある。

でも、元々のベースラインに乗っけるやつが使われ始めた由来は書いてないかな。

その他、関連ページ

 Diple (textual symbol) - Wikipedia, the free encyclopedia

フランス語のWikipediaでは

 Guillemet — Wikipédia

 ドイツ語でなんで逆向きで使うのか?という話。

history - Why are the German guillemets inverted? - German Language Stack Exchange

引用符の話

Quotation marks: Long and fascinating history includes arrows, diples, and inverted commas.

引用符の話

The origin and development of the quotation mark

約物全般の話(この人ガチや)

Shady Characters – The secret life of punctuation

その他

Where the 7 weirdest keyboard symbols come from - Vox

下付き文字の話

印刷物での話。

一般的な文章や広告などの和文の場合、下付き文字は全角下揃えか、ベースライン揃えな感じが一般的かと思う。

例:CO2

一方、科学的な媒体の和文や、欧文の場合、下付き文字はベースラインより下に下げるのが、一般的かと思う。

例:CO2

で、InDesignなどでOpenTypeフォントの機能を用いて下付き文字を設定した場合、どうなるか。

f:id:bonyari_dtp:20160101235017p:plain

こんな感じで、フォントによって揃え方は異なる。

だから、どうということも無いが、試した限りではこんな感じ。